がん免疫療法は実際の治療となるとまだまだわからないことが多く、発展途上といわねばなりません。そうであっても免疫療法によって副作用なしに進行がんがよくなることが少なからずあるのも事実です。しかし、これに甘えて、癌が縮小したCT写真をたくさんホームページに並べて満足しているわけにはいきません。これをおこなう医師は、なぜ自分のところで投与した活性化リンパ球に効果があるのか、なぜがん患者さんがよくなったのか科学的に追求し示していく必要があります。日本の多数の民間医療施設でおこなわれるがん免疫療法はこの点がもっと重視されるべきです。
このような視点から、がん免疫療法に対する当クリニックの治療方針・考え方をこれから順に紹介していきたいと思います。
1. 注目されるがんの進行と関連するNKG2Dとは
2. 投与細胞数にこだわる理由